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台湾TIPOが生成AI著作権指針の議論を公開、日本企業が備えるべき「創作プロセスの記録」

台湾の経済部知的財産局(TIPO)は2026年7月20日、「生成AI著作権指針(草案)」に関する公聴会を開催し、同年8月3日にその会議録を公開しました。これは台湾当局が、生成AIによる成果物の著作権帰属や合理的使用の境界線、および侵害責任の判断基準について、初めて公式な方向性を示したものです。

「AI生成物に少し手を加えれば著作権が発生する」と誤解されがちですが、今回の議論では、人間の実質的な創作的関与が不足している場合、単にアルゴリズムが出力した成果物には著作権保護を認めない方針が明確になりました。ただし、メール作成や資料整理などの社内補助ツールとしてAIを使う一般企業には影響ありません。主な影響対象は、AI生成コンテンツをゲームグラフィックや広告デザインなどのコア資産として商用利用する企業です。

台湾でクリエイティブや開発に携わる日本企業は、開発・デザインのプロセスにおいて、人間のデザイナーによる修正履歴や創作意図の決定プロセスをログとして記録・保存する体制を整えるべきです。また、外注契約においては、委託先によるAIツールの利用制限や、万一の権利侵害時の責任帰属を明確に合意しておくことが、台湾実務における有効な防衛策となります。

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